コラム

♬宅地建物取引士??音楽の道も資格取得の道も同じ

こんにちは、ACSのまえだです!

突然ですが、皆さんは「宅地建物取引士」をご存知でしょうか?

毎年20万人前後の受験者数がいますが合格率は15~18%という人気の国家資格です。

きっかけは新型コロナウイルス感染症

2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全世界が大変な状況に追い込まれました。

音楽家ももちろんその影響は大きく、演奏会は開けず、レッスンも出来ず、音楽家としてのアイデンティティさえ考えさせられ、そしてやがて音楽仲間が音楽の道を辞めることを決意して一般の仕事に就職したりと、本当に辛い時期となりました。。。

未知との遭遇とも言えるコロナ感染拡大、先行きが全く見えず音楽家としても大きな不安の毎日でした。とても楽しみにしていた演奏会も中止、自分のキャリアとしてもとても重要な演奏会もその中に含まれていました。。。
2021年になってもこのコロナが落ち着く気配は全く見えず、ますます音楽家の仕事も厳しくなっていきました。

そんなある日、「宅建でも受けたら?」という妻からの一言。
宅建という言葉は聞いたことがあるものの、正式名称も知らず、ただやはり資格は持っていて確かに損はない、いざという時に助けとなるとも思い、そして何よりこの先行きの見えない不安を少しでも解消すべく受検を決意しました。

もしかしたらいけるんじゃないか?

何から始めていいか分からずネットでいろいろ調べてみたら「3ヶ月で宅建に合格しました」という方の記事と出会い、単純な僕は「もしかしたら僕でもいけるかも!」と思ってしまい、、、でもいま振り返ると「いけるかも!」という勘違いこそ実は脳にとっては非常に良かったのだと思います。

「難しい」「出来ない」「無理」という思いを持ちながら勉強するのと「いけるかも!」「大丈夫!」「頑張ってみよう!」というポジティブな思いを持ちながら勉強するのでは、結果に大きな違いをもたらすことは科学的にも証明されています。

もちろんポジティブな思いを持ちながら取り組むことこそが、良い結果を生み出す可能性を大きくしてくれます。

5月に入り、残り5ヵ月という期間で挑む宅建試験に向けて勉強を始めました。

しかし、、、いざ始めてみると、、、「なんじゃこりゃ?」「これ日本語??」と思ってしまうほどの法律用語、専門用語。

子供のころから勉強は嫌いで、苦手だった僕にとっては「兄弟をなぜ“けいてい”と読むんだ!!??」「遺言をなぜ“いごん”と読むんだ!!!???」なんてことに気が行ってしまい、なかなか勉強が進みませんでした。。。

やがてあまりにも進まない自分に嫌気がさし、見直してみることにしました。

忘却曲線と忘れないようにする工夫

「勉強の仕方」「勉強の進め方」「勉強に対する考え方」など様々な角度から見直してみました。いろいろな人の勉強法を調べたり、宅建の勉強のコツなどを調べました。

驚いたことに、人の記憶のメカニズムは20分後に42%忘れ、1日後には67%忘れてしまうそうです。
これはショックでした。。。
その「忘却曲線」に沿ってと言いましょうか、「忘れない」ように「忘れる前に復習」という計画を立て、「忘れることを阻止」するチャレンジをしました。
これは効果抜群で、以前より覚えやすくなってきました。

また「替え歌」。
ただ覚えるよりも歌に合わせて覚えると非常に覚えやすい!!
これまた効果抜群!!
あとは過去問をとにかく解きまくっては反復練習。

いよいよ迎えた試験の日、、、大きな不安の中、気が付くと「落ちるのでは」「無謀だったのでは、、、」などネガティブな思いがすぐに心をよぎりますが、あえて「大丈夫!」「なんか一発合格できる気がする!」と自分に言い聞かせ、試験に臨みました。

2021年10月の宅地建物取引士の試験は合格率17.9%、そして例年より難しい問題が出た年でした。

結果は、、、「合格!」奇跡が起きました!

勉強が苦手だった僕にとって、信じられないことが起きたのです。

イメージは音楽にとっても必要なポイント

この合格にはいくつかの要因がありました。「初めの勘違い」そして「反復練習」
この2つの要因は大きかったと思います。

「初めの勘違い」これはピアノや歌、楽器を習う時にも非常に重要な要素で「自分に出来そう」というイメージです。
このポジティブなイメージこそ演奏の際に非常に重要なキーポイントとなります。

ピアノを弾くとき、歌を歌う時、楽器を演奏する時に「出来る」「楽しい」などのポジティブなイメージを持ちながら演奏するのと、「難しい」「分からない」などのネガティブなイメージを持ちながら演奏するのでは、演奏のしやすさ、音の響きなどが大きく変わってきます。

演奏は脳が筋肉に指令を出し、その指令を受けた筋肉がピアノを弾く指、声を出す声帯や声帯を動かす筋肉、楽器を演奏する手や指などを動かします。

この脳から出される指令はイメージによって大きく変わってきます。
ポジティブな思い、イメージはよりパフォーマンスが高くなる指令を脳は出してくれます。

この「初めの勘違い」こそ、勉強に対する思いや姿勢、取り組みにも大きな影響を及ぼしたことを身をもって体験しました。

人は忘れるからこそ反復練習が大事

そして「反復練習」。
これもまた演奏だけでなく、スポーツにも何事にも共通する大切な要素です。
人は回数を重ねたことを自然と体が覚え、いつかは何も考えなくてもそのことが自然と出来るようになります。

例えばお箸を持ってご飯を食べること。
これはみなさん何も考えなくても出来ますよね。
でも子供の頃はどうでしたでしょうか?特に初めてお箸を持った時。
あまりにもたどたどしく、ぎこちなく、そしてうまくご飯を取れなかったり、、、でももう今はそんなことないですよね?
これこそまさに、回数を重ねた結果、自然と体が覚え、何も考えなくても自然と出来るようになったことの一つです。

お箸は少し極端な例かもしれませんが、、、でも練習、しかも同じことの「反復練習」は体が覚える最高の練習法の一つです。

反復練習により、うまく弾けなかったところ、なかなかうまく歌えなかったところ、うまく演奏できなかったところが自然に演奏できるようになっていきます。

宅建取得も音楽の道もやることは同じ

宅建という僕にとっては無謀なチャレンジも、この「初めの勘違い」「反復練習」で奇跡的に5ヵ月の勉強で一発合格することができました!

これはピアノを弾くこと、歌を歌う事、楽器を演奏することにも共通することです。

ぜひ自分に自信を持って、ポジティブな思いでレッスンや演奏に取り組んでみてください。

そして苦手なところは「反復練習」してみてください。

「反復練習の大切さは分かるけど、、、でも練習のやる気がなかなかおきない」という方。気持ちはよく分かります!!

そのヒントを次のブログでお伝えしますね。

オンラインで英語と音楽を学ぶ!ACSを体験ください

まずACSの体験で、「分かりやすいかな?」「自分に合うかな?」「楽譜の謎が解けそう!!」を確認してみませんか?

ACSは音楽を演奏することの楽しさを共に感じるためにレッスンを用意しております。

現在、ACSでは以下のレッスンを開催しています。

それぞれの生活リズムに合わせ、無理なく楽しくレッスンを進めていけるようにいたします。ぜひ一度体験へお越しください。

音楽は一生の友だち!

次回は「練習のやる気が起きない。。。」をお伝えいたしますので、お楽しみに!

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ABOUT ME
まえだ先生
アルテ沖縄代表・ボーカルとピアノ講師のまえだです。 講師経験のみならず、演奏経験も合わせてレッスンに活かして、楽しいレッスンを目指していきます。 是非一緒に楽しく音楽を学びましょう♪